屋根が飛んでも1.5ヶ月で再開!トヨタを支える『災害レジリエンス』の3本柱とは?
2025年9月22日、ブラジルで暴風雨が猛威を振るい、トヨタのエンジン工場が被災し、生産停止となりました。2026年まで再開不能との予測を覆し、わずか43日後の11月3日にハイブリッド車の車両生産を再開することを発表。なぜここまで早く再開できたのか。トヨタの世界一を支える「災害レジリエンス」について解説します。
カッパッパ
2025.10.18
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2025年9月22日、トヨタのラテンアメリカ唯一のエンジン工場が、壊滅的な暴風雨によって多大な損害を受け、その機能を完全に失いました。工場の屋根が広範囲にわたり吹き飛び、周辺の敷地に飛散したほか、工場を支える鉄骨がねじ曲がり、精密な生産機械が風雨に晒される悲惨な状況。多くの専門家からは「少なくとも2026年まで生産停止は避けられない」と予測されるほどの絶望的な状況に陥りました。
しかし、その予測は裏切られます。トヨタはわずか1.5ヶ月という信じられないほどの速さで、ブラジルの車両組立ラインを再稼働させることを発表しました。おそらく世界でもトヨタしか成しえない迅速な復旧。これを可能にしたのは、トヨタが持つ驚異的な「災害レジリエンス」です。
売上、販売台数世界一のトヨタを支える「災害レジリエンス」とは果たして何なのか。絶望的な状況を覆した「43日間」から読み解く、他社にないトヨタの圧倒的「強み」を詳細に解説します。
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