5分でわかるクルマニュース_モビイマ!4/18

自動車業界の最新ニュース解説を発信するニュースレター、モビイマ!。先週のニュースをダイジェストで紹介。この記事だけ読めば、最新の自動車ニュースを抑えられる。1週間の始まりにぜひ一読を。
カッパッパ 2022.04.18
読者限定

ご安全に!

月曜の朝は「モビイマ!」から。

先週のクルマニュース/トピックスをカッパッパが厳選。コメント付きで解説。この記事だけ読めば、最新の自動車ニュースを抑えられる。1週間の始まりにぜひ一読を。

***

【就活/仕事に役立つかもしれないクルマクイズ!】

世界で販売された新型車の中から最も優れた1台を選出するワールドカーオブザイヤー2022年の大賞に選出されたのは次のうちどのクルマでしょう?

ここに配置されたボタンは、ニュースレター上でのみ押すことができます。

答えはニュースレター一番下にて!

30年、40%、30車種、200万台

ホンダは12日、電気自動車(EV)の世界生産台数を2030年までに年間200万台以上に引き上げる目標を発表した。30車種を発売し、電動化やソフトウエア分野に約5兆円を投資。EVの性能を左右する電池の独自開発も強化する。

ホンダ、2030年までの中期電動化計画を発表。2040年までに内燃機関車廃止を打ち出していたホンダ。今回の発表により具体的な戦略が明らかに。ポイントは2030年までに「BEV販売比率40%(200万台)」「EV30車種投入」「電動化/ソフトウェアで5兆円投資」

トヨタが350万台=おそらく30%と考えると日本メーカーでは先行したEVシフト。この実現のために、ホンダ独自開発プラットフォームで構成される「Honda e:アーキテクチャ」を採用(2026年~)。他社が基本的にプラットフォームは車体のみで言及するなか、ホンダはE/E(電気電子)アーキテクチャ、ソフトウェアまでプラットフォーム化することを明言しているのが特徴的。ハードウェア売り切り型の販売からの脱却、自動車メーカーではなくモビリティを提供する会社へ。その点ホンダは自動車だけでなく、2輪も含めた他製品とも連携ができるのが他社にはない強みになります。

また今回の発表の目玉の一つは2024年に投入が予定される軽商用車EV。稼働率が高く、営業所からの走行ルートが事前に決まっており走行距離の制約を受けにくい配送業などがEV普及させやすく、価格を200万以下に抑え、販売を促す計画。現在商用EVは中国からの攻勢を受けているので日本メーカーとしても何とかシェア、台数を維持したいところ。少し先ではありますが、販売伸びてほしい。

その他でもGMとの連携や全固体電池など内容盛りだくさんのホンダの電動化計画。トヨタ/日産とも違う独自に攻めるホンダ。気になった方はぜひ下記から現地現物で確認がおすすめです。

サブスクvs購入可

 トヨタ自動車は2022年4月12日、EV(電気自動車)の「bZ4X」を5月12日に日本で発売すると発表した。個人にはサブスクリプションサービス「KINTO」で、法人にはリースで提供する。5月12日からは第1期として3000台の申し込みを受け付ける。
 SUBARU(スバル)は2022年4月14日、新型EV(電気自動車)「SOLTERRA(ソルテラ)」の価格を発表した。
 3グレードを設定し、AWDモデルの上級グレードの税込みメーカー希望小売価格が682万円となる。AWDモデルの通常グレードが638万円、FWDモデルが594万円だ。2022年5月12日から受注を開始する。現金一括やクレジットなど複数の購入プランを用意している。2022年度の販売計画台数は月間150台だ。

新型EV、トヨタ「bZ4X」、SUBARU「SOLTERRA(ソルテラ)」の販売価格方法が発表。事前に報道のあったようにトヨタ「bZ4X」はKINTOでのサブスク販売のみで600万円~。数量は第1弾3000台。数が少ないのですぐに売り切れてしまいそう。第2弾の申し込みは秋になる予定。一方、兄弟車SUBARU「SOLTERRA(ソルテラ)」は購入が可能。価格は594万~。こちらはさらに数が少なく、月間150台。申し込んでもすぐに買うことは難しそうです。

やはり現在のEV価格帯は500万~600万。補助金を入れても、乗り出しで500万を切るかどうかからのスタートとまだまだ高価格帯。今回2車種の企画数量は少ないため、すぐに売れてしまうと思いますが、マジョリティまで普及するには時間がかかるでしょう。

どちらの車も台数が限られているのでめっちゃレア。ぜひとも見たいのだけど、どこかに置いてないかな…ちなみに「bZ4X」の読み方は「ビーズィーフォーエックス」。某部品メーカーの発表で「ビーゼットフォーエックス」と言ってたらしいと聞き、正しく言わんとあかんよねと思った次第。(CX-60いつも「シーエックスロクジュウ」と言ってしまっているカッパッパであった)

この記事は無料で続きを読めます

続きは、2414文字あります。
  • 出荷再開は2カ月半後
  • まだ減るよ
  • 【今週の一言:トヨタカレンダー】

すでに登録された方はこちら

誰でも
【21万台リコール/生産停止】トヨタ看板車種「プリウス」で何が起きてい...
サポートメンバー限定
【チートすぎる低価格】躍進凄まじい中国BEVが激安な3つの理由
読者限定
5分でわかるクルマニュース_モビイマ!4/15
サポートメンバー限定
【日産新中計】『仲間』と共につくり上げるEV巻き返し戦略
読者限定
5分でわかるクルマニュース_モビイマ!4/8
サポートメンバー限定
【日産新中計】全方位で+100万、弧を描く成長は実現できるのか
読者限定
5分でわかるクルマニュース_モビイマ!4/1
サポートメンバー限定
【データでがっつり検証】『EVシフトが失速している』は果たして真実か?...