【またトラで変わる米自動車市場】無理ゲーと化したZEV規制をいかに乗り切るか問題
アメリカ大統領が決着し、トランプ氏が再任することが決まりました。環境政策を重視していたバイデン政権とは異なり、原油需要を重視するエネルギー政策を掲げています。果たして、トランプ氏の政策で米自動車業界はどう変わるのか詳細を解説します。
カッパッパ
2024.12.08
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11月のアメリカ大統領選挙、トランプ氏の勝利が決定し、『またトラ』=大統領再任が決定しました。25年1月から大統領が変わり、上院、下院も含めて共和党が独占、「トリプルレッド」と呼ばれる状況となり、政策が一気に変わることが予想されます。
バイデン政権では『環境』が政策の目玉であり、IRAを代表として地球温暖化防止、CO2排出削減のために多くの予算が割かれ、多額の補助金も支給されてきました。トランプ氏大統領就任後はこれらの政策が見直され、「ドリル・ベイビー・ドリル(掘って掘って、掘りまくれ)」→石油、天然ガス重視の政策へ転換していく見込みです。
エネルギー政策によって大きな影響を受ける自動車市場。果たして25年以降、どのような変化を迎えるのか。トヨタが降参するほど難しい「無理ゲー」と化した規制を各社はいかに乗り切ろうとしているのか、その詳細を解説します。