VW、日野、織機…なぜ『ディーゼルエンジン』ばかりで不正が起きるのか

自動車での品質不正が問題となり、これまで日本が築いてきた「高品質、高安全性」のブランド価値が脅かされています。その中でも顕著なのは「ディーゼルエンジン」での不正です。なぜディーゼルエンジンばかりで不正が起きるのか。その理由について解説します。
カッパッパ 2024.02.28
サポートメンバー限定

日本の自動車の品質が危急存亡の危機にあります。

日本の自動車メーカーが世界で販売台数を伸ばすことができたのは「高い品質と安全性」のブランド価値を定着させることができたため。ただ相次ぐ不正の発覚によって日本車の「高い品質」に疑念が生じ、その価値が揺らぎつつあります。

直近で大きな問題となっているのが、豊田自動織機によるディーゼルエンジンでの型式認証不正。エンジンの検査の際に意図的な改造やデータを改ざんする悪質な不正が行われていました。建機向け(ショベルカー)のエンジンでは再検査で性能が満足できなかったため、型式認証が取り消しとなる最も重い処分を受けることとなりました。

この記事はサポートメンバー限定です

続きは、4438文字あります。

下記からメールアドレスを入力し、サポートメンバー登録することで読むことができます

登録する

すでに登録された方はこちら

読者の方にはこんな内容を直接お届けしてます。

・トヨタやテスラなど自動車メーカー最新情報
・CASEなどの業界トレンドを詳細に解説
・各自動車メーカーの戦略や決算分析

提携媒体・コラボ実績

サポートメンバー限定
【25年度3月期自動車メーカー決算総まとめ】吹き荒れる逆風!問われる各...
サポートメンバー限定
【SUBARU24年度決算解説】営利率▲75%?!「北米一本足」がはら...
サポートメンバー限定
【マツダ 25年3月期決算解説】『サバイバル』モードで問われる変革の真...
サポートメンバー限定
【スズキ 25年3月期決算解説】並ぶ者なし!Make In India...
サポートメンバー限定
【ホンダ 25年3月期決算解説】あまりに手堅い通期見通し。苦境を乗り切...
サポートメンバー限定
【日産25年3月期度決算解説】四半世紀ぶりのリバイバル。痛みを伴う大リ...
サポートメンバー限定
【三菱自動車25年3月期決算解説】ASEANに続き北米も「×」苦境脱却...
サポートメンバー限定
【トヨタ25年3月期決算解説】王者も遂に減益!逆境を乗り越えるための「...