【輸入車、軽、BEV】儲からない3重苦にあえてチャレンジする、BYDの「勝ち筋」と「戦略」
中国EV最大手のBYD(比亜迪)が、日本市場向けに軽自動車の電気自動車(軽EV)を開発し、2026年後半に発売する計画を明らかにしました。これまでは海外メーカーからほとんど参入のなかった日本軽自動車市場。参入することの難しさとBYDがなぜ「あえて」軽BEVに挑むのか、その詳細を解説します。
カッパッパ
2025.05.05
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「まさか、軽自動車市場に攻め込んでくるとは」
今、世界で一番勢いのある自動車メーカー、中国EV大手、BYD。その特徴は、価格競争力とグローバルの市場に合わせた車種戦略。それぞれの地域のニーズにあった車種を投入し、販売台数を増やしています。日本でも既にBEV3車種が販売済+今後はPHEVも販売される見込みです。ただ、現状まだ台数は月2000台程度であり、決して多くはありません。
そんな環境の中でBYDが販売拡大のための施策として投入を決めたのが、日本市場向けの軽EV。2026年後半から発売を開始する計画です。ただ、日本の自動車市場において、軽自動車セグメントは決して簡単な市場ではありません。現状、外国メーカーが参入しておらず、日本メーカーの独壇場。もし台数が伸びたとしても、収益を上げるのは難しく、BEVとなればなおさらです。なぜこれほど難易度の高い市場にBYDは参入するのか。海外メーカー参入の度に話にあがる「黒船」になりえるのか。BYDの戦略と勝ち筋について、詳細に解説します。
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