【売れば売るほど赤字】Ford、Rivianから見えてくる『EV儲からない問題』

これまで加速し続けてきたEVシフトの減速が鮮明になっています。欧州の2035年内燃機関車廃止撤回から徐々に風向きが変わりはじめ、2023年後半以降、中国や東南アジアを除いて成長率は低下。主に欧州、北米で成長が鈍化しています。自動車メーカーでもEVでの業績は現状赤字。その現状をFord、Rivianの決算内容から解説します。
カッパッパ 2024.03.24
サポートメンバー限定

これまで加速し続けてきたEVシフトの減速が鮮明になっています。欧州の2035年内燃機関車廃止撤回から徐々に風向きが変わりはじめ、2023年後半以降、中国や東南アジアを除いて成長率は低下。主に欧州、北米で成長が鈍化しています。自動車メーカーでもEVでの業績は現状赤字。その現状をFord、Rivianの決算内容から解説します。

Ford 絶好調ガソリン車で支えられるEV事業

アメリカ、ビッグスリーの一角。自動車産業を大きく変えた「T型フォード」に始まり、長年に渡り、アメリカ車種別販売TOPを走るピックアップトラック「F-150 」を有する自動車メーカーの名門、Ford。バイデン政権での環境保護重視政策、EVへの支援もあり、迫りくるEVシフトへむけ、大きく舵を切ったものの、現状のEV事業は非常に厳しい状況となっています。

この記事はサポートメンバー限定です

続きは、4997文字あります。

下記からメールアドレスを入力し、サポートメンバー登録することで読むことができます

登録する

すでに登録された方はこちら

読者の方にはこんな内容を直接お届けしてます。

・トヨタやテスラなど自動車メーカー最新情報
・CASEなどの業界トレンドを詳細に解説
・各自動車メーカーの戦略や決算分析

提携媒体・コラボ実績

サポートメンバー限定
【見えてきた勝ち筋】 日本自動車メーカーが再び中国で儲けるために必要な...
サポートメンバー限定
【買った理由は『HUAWEI』だから】「メーカー」ではなく「OS」へ、...
サポートメンバー限定
【目指すのは『自動車界のユニクロ』】BYDからシェア奪取!中国新興の星...
サポートメンバー限定
【25年度上期自動車決算総まとめ】『EV』『中国』『関税』の重荷と向き...
サポートメンバー限定
【SUBARU25年上期決算解説】7-9月を底に挽回へ!HEV開発強化...
サポートメンバー限定
【ホンダ 25年上期決算解説】3四半期連続赤字のピンチ!四輪事業を苦し...
サポートメンバー限定
【スズキ 25年上期決算解説】見えてきたグローバルハブ拠点としての「イ...
サポートメンバー限定
【マツダ 25年上期決算解説】下期営利1000億、達成のカギは切り札、...