【三菱自動車23年第3四半期決算解説】稼ぎ頭は東南アジアから北米へ
自動車業界の最新ニュース解説を発信するニュースレター、モビイマ!。今週からは「各自動車メーカーの23年第3四半期期決算」を解説します。TOPバッターは三菱自動車。東南アジアでの高い人気が好業績につながってきた三菱自動車の今期の業績はいかに。
カッパッパ
2024.02.05
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24年2月に入り、自動車メーカー各社の第3四半期決算が発表されます。23年10-12月期の自動車業界は前期まで同様、生産挽回時期。本格的に半導体不足から解消され、希望する生産量が可能になり、各社が増産モード。想定レートを大きく超える円安の追い風が吹く一方で重くのしかかる原材料高、足りない自動車運搬船、加速するEVシフト、中国新興メーカーの台頭とマイナス要素も多数あり、各社の真価が問われる期間となりました。
まず決算発表のTOPバッターは三菱自動車。昨期はトヨタを超える営業利益率となり、業績は非常に好調。アウトランダー、デリカミニの販売が伸び、主力市場、東南アジアではトライトン、エクスフォースといった新型車も投入。その一方で中国事業は販売台数の落ち込みから撤退を決定。はたしてどのような業績になったのか、詳細に解説します。