5分でわかるクルマニュース_モビイマ!48号
ご安全に!
月曜の朝は「モビイマ!」から。
先週のクルマニュース/トピックスをカッパッパが厳選。コメント付きで解説。この記事だけ読めば、最新の自動車ニュースを抑えられる。1週間の始まりにぜひ一読を。
まだまだ続くよ
トヨタ自動車は18日、12月の国内工場の一部稼働停止が拡大し、対象工場は2カ所増えて6カ所になったと明らかにした。既に対象となっていた工場の追加停止分を含めて影響台数は約8千台増えて、計約2万2千台になる。東南アジアの新型コロナに伴う部品調達難や半導体不足、国内の物流逼迫が要因だとしている。
トヨタ、生産調整を拡大。11月末では12月からの挽回、通常生産を発表していたが、実際には部品供給が十分でなく、今回の稼働停止拡大は「RAV4」「ハリアー」などの生産に影響と、今売れ筋の車種であったために、何とか止めたくなかったのだろうがこれまで同様生産減。
一方で1月は80万台と過去最大レベルの生産を計画。果たしてやり遂げられるのか。(部品を年末年始で作ったりするのかな…)
なお、ホンダも12月1割減。やはり東南アジアからの部品調達は依然厳しい模様。
それとは別に日産九州がぼやでこっそり止まっていたりします。
すこしでもきれいに
中国政府は2022年2月に開幕する北京冬季五輪・パラリンピックに向け、北京市など北部を中心に大気汚染対策を強化する。1月から指定地域の粗鋼生産量を前年同期比3割以上削減する。地方も従い、河北省唐山市政府は期間中、大気汚染につながる物質の排出量を4割以上減らす。トヨタ自動車などの工場は部品在庫の積み増しといった対策に動いている。
決断すると思い切りのよい中国政府。テレビ放送やインターネット配信で世界各地に伝えられる五輪・パラリンピックの競技開催時に晴天を確保するのが狙いで、周辺工場が一時稼働停止、制限。しかも期限は最大1月1日からパラリンピック閉幕後の3月15日まで(粗鋼の生産)。
自動車関連も一部影響を受け、大気汚染対策の影響を受ける可能性がある部品メーカーに対して、北京五輪の開幕までに部品の在庫を1カ月強分確保することなどの検討を要請。
発表されてから期間がないので、作りだめ期間が少ない。自動車工場は動くので何とかつなぐ必要があり、北京オリンピック前はバタバタしそう。さすが中国感。