【販売データでがっつり分析】日産が苦境に陥った2大要因とは何か?

24年に入り業績が大幅大幅に悪化した日産自動車。経営状況の悪化に伴い、事業の継続性、事業の効率化を進めるため、ホンダとの経営統合の協議に入ることが年末に発表されました。なぜ、業績の急転直下は起きたのか。販売データから、その詳細を解説します。
カッパッパ 2024.12.28
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日産自動車が苦境に立たされています。23年度は過去最高の売上高を更新、営業利益も4.5%まで回復しましたが、24年度に入り状況は一転。上期は営業利益が99%減でギリギリ黒字。再び構造改革=ターンアラウンドを発表する非常に厳しい内容の業績となっています。業績回復に向け、ホンダと経営統合の協議に入ることも発表されました 。

なぜ日産はここまで窮地に陥ってしまったのか。見えてきたのは前回の構造改革時に課題となっていた「生産能力の最適化」「グローバルで魅力と競争力を持った車種の投入」が未だ改善されていない実情です。各地域の販売車種データ から詳細に分析、解説します。

工場再編を大幅に上回る販売台数減

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