5分でわかるクルマニュース_モビイマ!4/11
ご安全に!
月曜の朝は「モビイマ!」から。
先週のクルマニュース/トピックスをカッパッパが厳選。コメント付きで解説。この記事だけ読めば、最新の自動車ニュースを抑えられる。1週間の始まりにぜひ一読を。
【就活/仕事に役立つかもしれないクルマクイズ!】
今、世界で最も注目を集める自動車メーカー、テスラ。今週アメリカで二つ目の工場が操業を開始しました。ではその工場のある州は次のうちどれ?
答えはニュースレター一番下にて!
インド資本の部品会社に?
経営再建を目指すマレリホールディングス(旧カルソニックカンセイ)が3月末に実施した支援企業を選ぶ1次入札で、インド財閥で傘下に自動車部品会社を抱えるサンバルダナ・マザーソン・グループが参加したことが5日、分かった。マレリ親会社である米投資ファンドのKKRは、車業界に知見のあるマザーソンと連合を組んで支援条件などの交渉に入る。
債務超過で私的整理の一種である「事業再生ADR(裁判外紛争解決手続き)」を申請中のマレリ、支援企業としてインド財閥サンバルダナ・マザーソン・グループが参加。
インドの自動車産業、マルチスズキ、タタくらいしか知らず、サンバルダナ・マザーソン・グループ、初めて聞く名前。日経の記事曰く「2020年度の売上高が81億1200万ドル(約9960億円)で、世界の車部品メーカーでは28位に位置」「日本や欧米のメーカーとの取引拡大が課題」とのことで、もし支援先として決まれば、マレリはインド資本の入った外資系部品メーカーに。
マレリは日産のケイレツであり、関係が深すぎて、日本メーカーはなかなか手が出しづらい状況。海外のメーカーが支援先になる可能性が現状高そうです。
個人的に気になっているのは依然あった「日産への在庫買取要求を進めている」が本当にうまくいっているのかどうか。これが認められると部品メーカー側はいろいろ変わってきそうなので(まあ通常はないと思いますが)
組むのは海の向こう側
ホンダと米ゼネラル・モーターズ(GM)との提携が新たな段階を迎えた。5日、両社は2027年以降に価格が300万円台からとなる量販価格帯の電気自動車(EV)を世界投入すると発表した。
ホンダ、GMと組み、価格「300万円台」の大衆向け電気自動車を2027年から販売へ。EVは依然電池の価格が高く、安価にしていくことはなかなか難しい。大衆車はそもそもの利益がそれほど高くないため、販売時期を誤り、稼働率が下がってしまえば、収益が一気に悪化するリスクもあります。
そうした中でホンダがとった戦略はGMとの連携強化。GMが開発したリチウムイオン電池「アルティウム」を使い、車両を共同開発。まずは北米から販売を開始し、その他エリアにも拡大予定。BEV、1社では研究開発費の負担が重くいかに他社と連携するかが重要。ホンダは国内ではなく、海を超えGMとの連携強化でBEV戦略を組み立てています。
大型SUVタイプのEV「プロローグ」を24年に北米で販売すると発表しており、まずはそのスペック、そして販売後の売れ行きが本当に気になるところです。
ホンダ、ソニーと組むなど、日本の他社と比べ戦略の独自性が高い戦略を相次いで発表していて、本当に最近のニュースが楽しみ。