5分でわかるクルマニュース_モビイマ!

自動車業界の最新ニュース解説を発信するニュースレター、モビイマ!。先週のニュースをダイジェストで紹介。この記事だけ読めば、最新の自動車ニュースを抑えられる。1週間の始まりにぜひ一読を。
カッパッパ 2022.06.13
誰でも

ご安全に!梅雨に入って、部品、製品の錆と工場の雨漏りが気になるカッパッパです。

月曜の朝は「モビイマ!」の5分でわかるクルマニュースから。

先週のニュース/トピックスをカッパッパが厳選。コメント付きで解説。この記事だけ読めば、最新の自動車ニュースを抑えられる。1週間の始まりにぜひ一読を。

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【就活/仕事に役立つかもしれないクルマクイズ!】

大幅に進む円安。輸出産業の自動車業界にとっては大きな要因となり、業績を押し上げる要因になります。2022年度、トヨタの想定レートは果たしていくらでしょう?

ここに配置されたボタンは、ニュースレター上でのみ押すことができます。

答えはニュースレター一番下にて!

日本でも買えます

 テスラモーターズ ジャパンは6月10日、ミッドサイズSUV「モデル Y」の注文受付を開始した。納車は今夏としており、補助金制度適用前の価格は、後輪駆動モデルの「Model Y RWD」が619万円、デュアルモーターAWDモデルの「Model Y パフォーマンス」が809万円。

テスラ、新型SUV「モデルY」の受注を6/10より開始。価格は619万円から。補助金がどれくらい適用されるのかが不明なので、まだ比較はできませんが、アリア、bZ4X、ソルテラ、IONIQ 5とがっつり戦う形。競争の激しいセグメント。

Twitter上では「ポチリました」報告が多数上がっていて、売れ行きは好評な模様。各店舗では展示も始まっていたようなので、実車を見て購入された方も多いと思うのですが、「600万をポチって買える」がまだ怖いを思ってしまうカッパなのでした。いや、Twitter、本当にお金持ち多い(なお予約後のキャンセルは15000円かかる模様)。

テスラ、直近は値上げ方向であり、現在の円安からすると、相対的に安い価格になっているので、最初のイマが買い時なのかもしれません。納期は8月~。ただしパフォーマンスは22年後半と高いモデルの方が長納期の見込み。

今年は実にたくさんのBEVが日本で販売される年になりました。どれだけ売れるのか非常に楽しみです。

サクラサク

5月20日に発表された日産サクラの最新の受注状況をつかんだ。
発表から約2週間を経た6月初旬の時点で、全国の受注台数は8000台に迫っていることがディーラー関係者への取材でわかった。

マガジンXの記事は通常取り上げないのですが、今回は特別に。先日受注を開始した日産の軽EVサクラ。大変好調な売れ行きで2週間で8000台を受注。

昨年のリーフの販売台数が1万台だったので8割分をたった2週間で集めた計算に。ディーラーも非常ににぎわっていると聞いており、現段階でかなりHITしていることは間違いありません。試乗の感想が好評なところも良い影響を与えていそう。静粛性やパワーを考えると軽にEVは非常に適した駆動方式なのかもしれません。

ただ気になるのは売れすぎて、すでに地方の補助金が上限に達している点。補助金をもらえないとなると、消費者には実質値上げと同様。国の補助金は切れることはないと思いますが、今後の売れ行きに影響が出ないか心配です。

ハンドウタイ、ブンシャカ?

自動車部品で世界2位のデンソーの加藤良文経営役員は10日、将来的に自社の半導体部門を分社化する可能性があるとの考えを示した。
デンソーのチーフ・テクノロジー・オフィサー(CTO)も務める加藤氏は愛知県刈谷市の本社でのインタビューで、現在は電子制御ユニット(ECU)やインバーターなど自社の自動車部品用に半導体を生産しているが、将来的には外部販売にも商機があるとみていると話した。その際に半導体部門を分社化した方がいいのかどうか「スタディーしてみる価値はある」と述べた。

デンソー、自社の半導体部門を分社化?「スタディーしてみる価値はある」と検討段階ですが、部品メーカーのこうした戦略が報道されるのは異例。

自動車業界の目下の課題は「目先の半導体の確保」そして今後より搭載が増えるであろう半導体のサプライチェーンをいかに構築するか。これまで自動車部品は階層構造でTOPの完成車メーカーの意向は絶対、部品の納期は絶対死守だったのですが、半導体は他産業との競争や供給能力の問題もあり、構図が大きく変わろうとしています。

デンソーは21年の車載半導体売り上げでも世界のTOPに名を連ね、TSMCが熊本県に設立する半導体受託製造子会社に出資、マイクロエレクトロニクスの日本拠点であるユナイテッド・セミコンダクター・ジャパンと車載パワー半導体の生産で協業と積極的に半導体分野へ進出、部品確保を進めています。

今後、供給問題が解決し自社だけでなく、他社にも販売する余裕が出るとなると半導体の分社化して、単独で事業を行うこともあり得るかもしれません。今後、ますます重要性を増す自動車での半導体。直近の供給もさることながら、部品メーカーを含め、将来の戦略にも注目です。

ガソスタから充電器へ

ENEOSホールディングス(HD)が電気自動車(EV)充電網の整備を急ぐ。6日、NECからEV充電器の運営権を取得したと発表した。約4600基の充電器を自社の供給網に加え、2031年3月期までに急速充電器を最大1万基設置する。ガソリン価格の高騰でEVへの転換が早まるなか、日本最大級のEV充電網を整えて事業構造を転換する。

ガソリンスタンド大手のENEOSホールディングスがNECのEV充電器の運営権を取得。手元の供給網を増やし、今後は自社として急速発電機の設置を進めていく計画

急速充電器、2030年の政府目標が3万台、ENEOSの計画が1万台なので約1/3。かなり思い切った事業計画だと言えます。ガソリンは燃費の改善/BEV化が進むことを考えると、減少していくことは間違いなく、同じ自動車のインフラとして充電器をターゲットにするのは当然なのかもしれません。

ただし、充電器の事業化、利益が出るようにするのは中々困難。高額な設置機器、メンテナンス費用、稼働率を考えると補助を受けたとしても黒字化できるのか。BEVは売れ行きと充電インフラ、「卵と鶏」状態でどっちが先に問題もあるのですが、なんにせよ普及が進むことは間違いないので、充電器は設置していかなくてはいけません。

充電単体での黒字化というよりは充電時間を利用したプラスアルファのサービスを含めて事業として成り立たせることはできないかと素人目線で思うのですが、実際でできるのだろうか。ガソリンスタンドの経営成り立たない問題も含めて、自動車の燃料供給網をどう作り上げるかは日本の今後の課題の1つです。

【今週の一言】

Twitterを見ていただいている方はご存知かもしれないのですが、6月初めからカッパッパはネット上でちょっとしたトラブルに巻き込まれていました。

「いやいや、流石にそれあかんのちゃう」と思い、様々な人にアドバイスをいただきながら、対処してきたのですが、結局は何もなし…特に大きな問題にはしないことに。

今回の件で学んだのは

  • 何かをやると決めたら、最初の段階から腹を括る

  • 個人で大企業を相手にするのはかなりハードルが高い

  • 大企業のあしらい方、マジで上手い

  • 業界は本当に狭い

  • カッパッパには協力してくれる人がたくさんいる

といったことでした。あまり利の得ることの無かったトラブルになったのですが、それほどまでにカッパッパも有名になった+良い記事を書けているということで。

「某大手ネットメディアの有料記事とほぼ同内容が1ヵ月前に読めるのはニュースレター、モビイマ!」を今後ともよろしくお願いいたします。(しかも、割とバズっているんだよなぁ…)

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今回のニュースレター、感想をいただけると大変励みになります。もしよろしければTwitterで呟いていただけると大変うれしいです!

今回も最後までお読みいただきありがとうございました!!

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【クイズの答え】

正解は「① 115円」。現段階で15円以上の差が…石橋叩きすぎでしょう…

1円当たり367億円の円安+効果が出るため、15円差が出ると5505億円のプラス=営業利益2兆4000億円予想⇒2兆9500億円と過去最高益だった2021年度を上回る結果に。業績に大きく影響する為替。今後どうなるかさっぱり見えませんが、今どれくらいなのかは日々注視しておいた方がよさそうです。

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