【遂に吹っ切れた!】カッパと悟空が読み解く、トヨタEV戦略
ご安全に!
大好評カッパと悟空が読み解くシリーズ。今回はトヨタEV戦略です。これまでEVに後ろ向きとされ、世間から批判されてきたトヨタ。しかし、12/14に発表されたEV戦略ではEVシフトに大きく舵を切りました。
遂にトヨタが吹っ切れた!日本自動車業界の風向きを一気に変えたこの発表。カッパと悟空が2人でその内容を詳しく解説。ここでしか得られない情報、知見がてんこ盛りです。
果たしてトヨタの"吹っ切れた"EV戦略の中身とは!それでは早速お読みください。
1.モビトーク
今回の対談相手~やけに電池が好きな孫悟空さん~
やけに電池が好きな孫悟空さん。電池にとっても詳しく、各電池ニュースの紹介をしてくれるアカウント。毎回すごく技術的なポイントを抑えた解説を発信。今後の自動車業界の動向を掴みたい業界関連の方ならフォロー必須。
「トヨタらしい」EV戦略発表
カッパ: 先日、日産の発表から間を開けず、トヨタのEV戦略が発表。また対談に付き合っていただきありがとうございます。
カッパの意見は先日のニュースレターに書いたのですが、悟空さんから見たトヨタのEV戦略、いかがですか?
悟空: やっぱり『トヨタらしい』っちゅう印象かな。利益に対して投資額が流石にデカすぎんじゃねぇかな?っちゅう感じで、少し堅実さには欠けるのが気にはなるけど「選ぶのは市場でありお客様」ちゅう当たり前の話を当たり前にしてくれるのはトヨタだからこそだな。
上方修正された数値が目立つかもしんねぇが、主張自体ぇは以前から一貫して変わってねぇ。未来を予測することよりも、変化にすぐ対応できる体制を整えて準備する『全方位戦略』だな。
カッパ: 悟空さんの言う通り「トヨタらしさ」の溢れた会見だったと思います。ただここにきての一気のEVシフト発表はおどろきましたけどね…
遂に吹っ切れたトヨタ
それでは今回は前回の電池戦略の件と絡めながら、EV戦略を読み解いていければと思います。今回なによりも目玉だったのは新車種の数、30種。モックアップであるのでしょうが、一堂に並ぶ様は圧巻でした。悟空さんから見て、新車種の発表はいかがでしたか。
悟空: なんちゅうか、気合い入ぇってるなぁ〜って単純に感じたな。モックアップとはいえ、あれだけ用意すんのは大ぇ変だろうに。なんかもう本当に力技だよな。言ってることが伝わらねぇならモノ見せればいいや!ってことなんだろうけどよ。
言葉でダメならビジュアルだ!っちゅうノリと勢いを感じた。Twitterのハッシュタグといい、広報が吹っ切れた(※公式が病気)感あるよな。
eng.mg/11298
#豊田章男が16車種を一気見せ
#発表は5台かと思いきや
#後ろからもう11台
#バッテリーEVでもフルラインナップ
#2030年までに30車種
#ほとんどがここ数年で出てくる
#グローバルで350万台販売へ
撮影:三橋仁明/N-RAK PHOTO AGENCY
カッパ: 社長のこの発言も吹っ切れてましたね。現に今回の会見で一気にトヨタへの風向きは変わったと思います。
「環境団体がトヨタを気候対策ランキングで最下位に。真摯に受け止めるが。EVに前向きでない評価に、350万台目線に、30車種投入。これでも前向きじゃない会社と言われるならば、どうすれば前向きな会社とご評価頂けるのか逆に教えて頂きたいなと。%より絶対台数で」
2021年12月14日 1:52:00
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