【崩れる牙城】中国メーカー進出で競争激化するASEAN自動車市場のこれから

日本自動車メーカーが圧倒的なシェアを誇ってきたASEAN市場。しかし、中国メーカーの進出によりその牙城は崩れつつあります。現在のASEAN市場の最新レポートを紹介しながら。中国メーカーが躍進している理由と今後の動向、日本メーカーの戦略について解説します。
カッパッパ 2023.09.16
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日本自動車メーカーが圧倒的なシェアを持ち、好業績の一因となっているASEAN市場。ただ、直近中国メーカーの進出により、シェアは減少。万全であった牙城は崩れつつあります。現在ASEAN市場はどのような状況にあるのか、中国メーカーはどれほど売れているのか/躍進の理由、今後の見通し、日本自動車メーカーの戦略について詳細に最新情報で解説します。

下がる日本メーカーのシェアと躍進する中国メーカー

2021年のASEANにおける日本自動車メーカーのシェアは74.2%。4台のうち3台は日本車、インドネシアでは95.0%、タイも87.5%と他を寄せ付けない圧倒的なシェアを占めています。しかし、17年でのASEANシェアは77.9%。4年間で3%下落。その要因は中国車の販売シェアの拡大。21年で3.0%に到達した中国車シェアはその後も拡大しています。

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