【自動車もネットでポチる時代】ホンダ、オンライン販売開始_モビイマVol29
ご安全に!
カレンダーを見ると10/11は赤く塗ってあって祝日…でもト〇タカレンダーの自分たちには関係ないといつもの祝日自虐ネタを呟こうとしたら、オリンピックの関係で祝日ではなくなってた様子。ということで今日は平日、みっちり5日間ある1週間になりました。
10月に入ってからも減産のニュースがちょこちょこ入ってきており、今年は本当に稼働調整ばかりの1年に。災害は少ないのは何よりなんですが、部品でここまで苦しめられるとは。決算も今月末に控えているのですが、下方修正が心配です。
では「モビイマ!」Vol29スタートです。
【目次】
1. モビニュース!
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【自動車もネットでポチる時代】ホンダ、オンライン販売開始
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種類が多すぎてわからない?マツダ、新型SUV5車種販売へ
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今週のテスラ
2.モビカイブ
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行ってみよう、オンライン工場見学「トヨタ」
3.余談:ヘノヘノカッパッパ
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最近買ってよかったもの
1. モビニュース!
![](https://prd-theletter.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/mobi-ima.theletter.jp/uploadfile/1bf075e2-d9bb-4b77-b48a-8ab034195028-1632297646.jpg)
「モビニュース!」では、自動車業界1週間の注目ニュースや記事を紹介し、Twitterよりも深掘りした情報・視点を発信します。自動車業界の最新トレンドはこれさえ読めば大丈夫!
【自動車もネットでポチる時代】ホンダ、オンライン販売開始
ホンダは、車のオンライン販売を4日から始めました。新車の購入がインターネットで完結するのは、日本の自動車メーカーでは国内で初めてとなります。専用サイトで扱うのは、販売台数が多い軽自動車など主力の4車種で、納車や点検はこれまでどおり販売店で行います。ネットによる車の販売は、都内に在住する顧客であることなどが条件で、対象エリアは徐々に広げていく方針です。
ホンダ、日本の自動車メーカーとしては初めてオンラインでの自動車販売を開始しました。実際のサイトはこちら。
自動車のオンライン販売はアメリカ「テスラ」が先行しています。テスラは基本、オンライン販売のみ。自社サイトから販売することで販売店の費用を減らし、コスト削減の一つの要因になっています。数百万の買い物をスマホでポチ。考えるとすごいですね…
日本の各社も力を入れ始めており、今回ホンダが日本国内メーカーとしては初めて本格的に新車販売を自社サイトで始めました(実は楽天などでは新車販売を行う店舗もありました)
ただ今回の販売はかなり内容が限定されています。
![https://on.honda.co.jp/より](https://prd-theletter.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/mobi-ima.theletter.jp/uploadfile/7c1ff25c-eeab-4f25-9470-c7aa1df781dd-1633734376.jpg)
https://on.honda.co.jp/より
販売されるのは人気の4車種のみ。しかも「Honda ON サブスクリプションサービス」限定でサブスクリプション型の購入しかできません。場所も「東京都内在住かつ、東京都のHonda Cars(84拠点)に納車やメンテナンスで来店できる方のみ」(今後拡大予定)。まだ実験段階と言える内容です。
実際オンライン販売に需要はあるのでしょうか。アンケートによると、「オンラインでのワンストップサービスを求める人は4.3%、とくにZ世代と呼ばれる20代のユーザーにその傾向が強い」とまだまだ少数。ただ日本国内の販売が伸び悩む中でこうした新規ユーザーを取り込むことが出来れば、今後の乗り換えを踏まえ、サービスとして成り立つ…はずです。
ご存知の通り、自動車はこれまでは販売店での対面販売が基本。実際に話して、試乗して見積を取り、値下げの交渉もして購入に至るのが普通。確かに時間、手間がかかるので、特に若い人からすればかなり面倒な交渉事をなくして購入できるオンライン販売は魅力的かもしれません。(実際値引き交渉なんて、本気でやろうとすると複数店舗回ったりして時間も工数もかかる)これまでブラックボックスだった値引き幅もオンライン販売になれば、見える化されるのでその点は実際に買う値段が明確になるという点でユーザーにメリットも。
そして、オンライン販売が浸透すれば、自動車メーカー側から販売値段を変えることも容易になります。現にテスラは値段を変える頻度が高く、実際の需要や部品価格の上昇などに応じた価格設定が出来れば、利益の確保がしやすくなります。
ただ一方で販売経路の中で、販売店が省略されてしまうため、その立ち位置がどうなるのか問題が出てきます。確かに販売費として計上されるため、省略されればその分のコストは浮くのですが、そこで働いている人の雇用問題や修理といったアフターサービスをどのように展開するのか、販売店をただ単になくすことはできないでしょう(アメリカでは法律により販売店経由でしか自動車購入できない州もあります)
まだまだこれからなオンライン販売ですが、今回自動車メーカーであるホンダが実際に開始し始めたのはマイルストーンとして大きな意味があると言えます(上記のように実験段階ともいえますが)。今後、他社も追随していく中で、自動車販売がどのように変わるのか、そしてその時、販売店はどのような立ち位置になるのか。
次にあなたがクルマを買うときは「スマホでポチ」。そんな時代になるかもしれません。
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