【クルマニュース】6/20~26 まとめ モビイマ!【Vol.6】

自動車業界の最新ニュース解説、おすすめレポ、本を紹介するニュースレター、モビイマ!第6号。【ニュース】【続】まだまだ続くよ半導体供給問題/明暗分かれる株主総会/今週のテスラetc.
カッパッパ 2021.06.28
誰でも

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クルマのイマがわかる「モビイマ!」

( 2021年6月28日発行 )

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ご安全に!

徐々に台風も出始めて本格的に夏模様。

台風が来ると稼働がどうなるのか、気になって仕方ないサプライヤー勤務です。

最近はずいぶん早く操業の判断がされることが多くなりましたが、正式連絡の前にヤフーニュースで知ることもしばしば。

昔はこんなこともよくあったんですが、近年はなくなって働く環境はどんどん良くなっているなと感じます。

【目次】

1. Weekly Mobility News

  • 【続】まだまだ続くよ半導体供給問題

  • 明暗分かれる株主総会

  • 今週のテスラ

2.モビカイブ

  • いすゞ「ジェミニ 街の遊撃手」

3.余談:ヘノヘノカッパッパ

  • 自分の嫌いなものを他人に強要できない

  • 特別企画のお知らせ

【今週のクイズ】

今は日本では商用車しか販売していない「いすゞ」。しかし、海外ではピックアップトラックを一般向けに販売し、非常に好評。利益率が高く、稼ぎ頭になっています。そのピックアップトラックの名前は?

ここに配置されたボタンは、ニュースレター上でのみ押すことができます。

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1. Weekly Mobility News

Weekly Mobility Newsでは、自動車業界1週間の注目ニュースや記事を紹介し、Twitterよりも深掘りした情報・視点を発信します。

自動車業界の最新トレンドはこれさえ読めば大丈夫!

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【続】まだまだ続くよ半導体供給問題

モビイマ!創刊号の記事でも伝えた半導体供給問題による操業調整7月に入っても日本国内メーカーで操業停止が相次いでいます。ダイハツ、SUBARU、スズキ、日産、そして6月までは調整のなかったマツダまで操業停止(山口工場 10日間)の報道がありました。依然苦しい半導体確保。

各社が新車を投入し、売上を伸ばしたい今季。ただ生産が追い付かない。例えばホンダ新型「ヴェゼル」や日産新型「ノート」の受注が好調であるにもかかわらず、販売台数が伸びていないのは半導体などの要因により生産ができておらず、納期が後ろにずれていることに要因がありそうです。

前回も書きましたがルネサス那珂工場の火災。復旧はできたものの、スケジュールで行けば本格的に新規投入ウエハの出てくる8月前(復旧4月末+生産リードタイム90日)が理屈上は在庫が最も少なくなる時期であり、7月に生産調整が入るのは仕方ないことなのかもしれません。

世界的に不足する半導体。2021年初頭には、『半導体不足は、夏頃に解消される』となっていましたが、どうやら2022年度頭までもつれ込む模様。下期も増産ができるとは限らないようです。

そんな中でも際立っているのがトヨタの強さ。〇-クラインズの世界の生産、販売のデータを見ていたのですが、トヨタは他に比べて減っている量が圧倒的に少ない。アメリカビッグ3なんて普通乗用車はほぼ諦めて、ピックアップトラックやSUVに注力しているのが、生産/販売台数からしてわかるのですが、トヨタはほぼ変わってません。なんとしてでも確保するという調達力。6月にあった国内操業停止も7月はないトヨタ。今期は本当にトヨタの独り勝ちになりそうな予感がしてきました…

明暗分かれる株主総会

先週から自動車各メーカーの株式総会が始まっています。業績好調、前日に株価1万円を超えたトヨタや北米での販売回復により業績予想が大幅増見込みのSUBARUの株主総会が明るい一方で、業績の厳しい、日産、三菱自動車では寄せられる質問、意見も非常に厳しい内容に。

日産では「3期連続の赤字を必ず回避したい」と黒字化に対しての意欲を示すものの、そのすぐ後に上記の生産調整(他社に比べても大きい)が報道され、依然黒字化が容易でないことが想像できます。

また三菱自動車の株主総会で気になったのがこの部分。

「BEVが儲かるかという問題がある」と製造原価に対して回収が難しいことを示唆。

新規開発の費用に加え、現段階のコスト構造(主に電池価格)からするとBEVで利益を上げるのが難しいのではと推測されます。

またホンダの株主総会では

「50年にカーボンニュートラルを達成するのが目標。EVと燃料電池車(FCV)を本命にしつつ、水素を使った合成燃料の研究も進める」

と答えたとのことですが、ホンダは先日FCVの「クラリティ」生産終了が発表されたばかり。現段階では他にFCVはないため、ホンダのFCV戦略が今後どのように展開されるのか注目です。

また、今回忘れてはいけないのはスズキ、鈴木修会長の退任。自称「中小企業のおやじ」として40年以上に渡り、スズキを率いてきた名経営者の引退は一つの時代の終わりを感じさせます。得意にしてきたインド事業でも競争が激化、電動化へ移行も急務の中、今後スズキがどのような舵取りを行っていくのか。生き残りをかけ、新体制での経営手腕が問われます。

今週のテスラ

時価総額世界最高の自動車メーカー、テスラ。

なんだかんだでみんな大好き(テスラニュースは伸びが良い)、ニュースには事欠かない。ここでは1週間のテスラニュースを振り返ります。

テスラ、バッテリーデイの次は「AIデー」。AIということは自動運転絡みの発表?Lidarではなく、カメラによるビジョンでの自動運転を進めるテスラ。〇〇デイにはかなり大胆な発表がされるので、今回もどんな内容が出てくるのか楽しみ。

ニュースではないのですが、面白かったのがこちら。

テスラ、モデルS、回生ブレーキを利用して牽引して高速充電チャレンジ。構造を考えれば、出来て当然なのだけど、トランスミッションなり、壊れちゃうんじゃないかと不安なのを実際にやっちゃうのすごい。なお、ガソリン車、ベンツを使って牽引しているので全然エコじゃありません。(充電14%からスタート)

けん引されたまま時速70マイルに到達。この時点で実験開始から11分が経過しており、バッテリーは27%まで充電
走行距離が50マイル(約80km)になればバッテリーも100%になるはずだと推測

意外に行ける!(推奨はできません)

計画どおりなら7/1量産開始だった、ドイツ、ベルリンギガファクトリー。現状は環境問題や行政手続きにより、計画は後ろだおし。21年中に出せればよいくらいのペースに。なかなか苦戦している模様。

その他の気になるニュース、ツイート

ホンダを代表するハッチバック「シビック」の新型が6/24ワールドプレミア。「2022年にはハイブリッドの「e:HEV」と「タイプR」も追加」は熱い。スポーツ性能を高めたタイプRは一部のファンから熱狂的な支持があり、こうした車を出せるのはいいこと。

ダイハツ、大規模リコール、100万台超え。部品の共通化が進むとリコール規模も大きくなる。すでに他社リコール済みの燃料ポンプが原因であるとすると、仕入れ先はデンソーになり、この案件デンソー世界全体でのリコール数は1100万台超え。業績への影響がとても大きいだろうなぁ。

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2.モビカイブ

「モビカイブ」ではカッパッパがおすすめのクルマに関する動画をお勧めします。クルマは文字だけでなく、動いている方が面白い!見て楽しい動画をご紹介します。

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いすゞ「ジェミニ 街の遊撃手」

今は日本では商用車しか販売してないいすゞ。かつては乗用車も販売していました。いすゞオリジナル設計で乗用車史上最大の販売台数を叩き出したのがこのジェミニ。

売れる要因となったのがこのCM,「街の遊撃手」と2台が幅なくドリフト。颯爽とパリの街を駆け抜ける。合成、CGなしのカースタント。やりすぎというか今だと、これがOK出るんかいな。遊撃しすぎでしょ。当時の世界最高のカースタント技術、007シリーズの担当が監修。なお、2台はジョイントで繋がっているらしい(見えないように撮影)

CMにこんなにお金がかけられるなんてとバブル感が半端ない。今ではなかなか見れないタイプのCMなので、この機会にぜひ。

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3.余談:ヘノヘノカッパッパ

100%私的なtwitterやnoteでかけないよもやま話。皆さんの役には立たない「チラシの裏」。ご興味がある方のみ、お読みいただければ

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子どもにご飯を食べさせるときに、「なす」をすすめることが出来ません。自分が小さいときは「なす」が好きではなく、ご飯ででてくると何とか回避できないかとよく考えたもの。自分がかつて苦手だったものをこどもに強制的にたべさせること、どうしても罪悪感というか公平ではないと思ってしまう。いや、好き嫌いせずに何でも食べるのが1番なんですが、なかなか難しいです(と最終的には嫁さんが子どもの口に突っ込む)

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次回配信7/1は特別企画「モビトーーク」、イチからわかる「テスラの魅力」を対談形式でお伝えします。自分で言うのもなんですすごく良い記事で「テスラの魅力」が伝わってくる内容。

自動車業界の方はもちろん、テスラ、EVに関心のある方、アンチテスラの方にもぜひ読んで欲しい記事。乞うご期待!!

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【今週のクイズ】

今は日本では商用車しか販売していない「いすゞ」。しかし、海外ではピックアップトラックを一般向けに販売し、非常に好評。利益率が高く、稼ぎ頭になっています。そのピックアップトラックの名前は?

正解は「④D-MAX」。ちなみに「D」の意味は以下のとおり。Dragon?は意外。

Dは、ディーゼル(Diesel)・直噴(Direct Injection)・デザイン(Design)・ 耐久性(Durability)・ドラゴン(Dragon=先代車のイメージキャラクター)より。
Wikipediaより
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最後までお読みいただきありがとうございます!!

クルマのイマがわかる「モビイマ!」

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さあ、今週も1週間やっていきましょう‼

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