【欧米中だけじゃない】EVシフトで新興国が描く自動車産業確立の夢

自動車業界は「100年に一度の変革期」と言われ、その中でも大きな変化がEV(電気自動車)シフト。この変化は、欧米中だけでなく、新興国においても自国の自動車産業を確立し、グローバル市場で存在感を示す機会を生み出しています。その代表、ベトナムのヴィンファスト(VinFast)とトルコのトッグ(Togg)の設立、現状、今後について詳細に解説します。
カッパッパ 2025.07.24
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近年、自動車業界は「100年に一度の変革期」と言われ、「CASE」に代表される技術革新、ビジネスモデル変化が進んでいます。その中でも、非常に大きな変化点がEV(電気自動車)シフト。これまでの内燃機関から電池/モーターを動力としたBEVへパワートレインが変わる中で、新興メーカーが次々と参入。既存自動車メーカーが築いてきた優位性、従来のビジネスモデルが崩れつつあります。

この変化は、欧米中の自動車メーカーだけでなく、新興国でも自国の自動車産業を確立するチャンスを生み出しています。ベトナムのヴィンファスト(VinFast)とトルコのトッグ(Togg)は、その最たる例です。両社はいかにしてベトナム、トルコの両社は参入障壁を超え、自動車産業の振興を進めているのか。参入の歴史、現状、今後の展望を深掘りして解説します。

1)EVシフトで下がった自動車産業への参入障壁

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