5分でわかるクルマニュース_モビイマ!

自動車業界の最新ニュース解説を発信するニュースレター、モビイマ!。先週のニュースをダイジェストで紹介。この記事だけ読めば、最新の自動車ニュースを抑えられる。1週間の始まりにぜひ一読を。
カッパッパ 2022.10.24
誰でも

ご安全に!

ネット連載漫画の更新で曜日を把握しているカッパッパです。ジャンプ+面白い連載揃いですよね…本誌よりも追っている漫画が多い…

月曜の朝は「モビイマ!」の5分でわかるクルマニュースから。

先週のニュース/トピックスをカッパッパが厳選。コメント付きで解説。この記事だけ読めば、最新の自動車ニュースを抑えられる。1週間の始まりにぜひ一読を。

***

トヨタがやられたようだな

トヨタ自動車は半導体不足などの影響を受けて、今年度1年間の世界全体の生産台数が、これまで計画していた970万台を下回る見通しだと発表しました。
トヨタは、愛知県にある高岡工場や田原工場、それに「トヨタ自動車九州」の福岡県にある宮田工場など、国内8つの工場の合わせて11の生産ラインで来月、稼働を停止すると発表しました。
半導体不足が続いていることが原因で、停止期間は最大で9日間、生産への影響台数はおよそ6万台としています。こうした生産への影響が続いていることを受けてトヨタは、今年度1年間の世界全体の生産台数が、これまで計画していた970万台を下回る見通しだと発表しました。

半導体供給不足による減産が相次ぐ中、ついにトヨタが通期見通し引き下げへ。上期で終わる…と思っていた工場稼働調整は11月に入っても継続。ホンダも毎月稼働調整を実施、海外メーカーも休止を繰り返している現状、まだまだ供給状況は回復に至っていない模様。

調達力が頭一つ抜けているトヨタが通期見通し引き下げを発表したことで、他社も気兼ねなく引き下げられる状況に。決算発表前に報道があって、実は安心したメーカーもあったのでは疑惑。

具体的な台数については発表されていません。おそらく11/1決算発表の際に公表されるのでないでしょうか。半導体、一部では在庫が余り始めているといった報道もあるのですが、自動車業界向けはまだまだタイト、11月以降も調整が続きそうです。日本だと納車までの期間が未だかつてないほど長くなっていますね…以前のような2、3か月もあれば納車といった受注⇔生産の関係は早くてもあと2年は回復しなさそうです。

カッパッパ@ニュースレター「モビイマ!」🚗
@kappapa03
「トヨタが通期見通しを下げるようだな…」
「ククク…奴は自動車メーカーの中では最強…」
(沈黙)
「…だったら、ウチも下げていいよね…」
「いやぁ、トヨタが最初に手を上げてくれると助かるわ」

トヨタ世界生産計画引き下げへ 22年度、半導体不足響く: 日本経済新聞 nikkei.com/article/DGXZQO…
トヨタ、今年度世界生産計画引き下げへ 半導体不足響く トヨタ自動車は21日、2023年3月期(22年度)の世界生産台数が当初計画の970万台を下回ると発表した。足元で半導体不 www.nikkei.com
2022/10/21 22:47
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みんな、アメリカでつくります

 BMWグループは19日、米国での電気自動車(EV)の生産に17億㌦(約2542億円)を投資すると発表した。同国南東部のサウスカロライナ州スパルタンバーグの工場にEV生産設備を導入するほか、工場近くの同州ウッドラフに電池の組立施設を設ける。車載電池はエンビジョンAESCと供給契約を締結。エンビジョンは工場近辺に年間30㌐㍗時の生産能力を持つ電池工場を新設する。エンビジョンがBMWに車載電池を供給するのは初めて。

EV補助金対象を自国生産に限定するアメリカ。世界各メーカーがアメリカでのEV生産を発表。今週はBMWが米国生産の投資を表明しました。

アメリカでのEV補助金、保護主義の度合いが大。特に電池、中国製(原料含む)NG⇒いかにして電池を現調化するかが各社戦略において重要となっており、今回BMWはエンビジョンと手を組むことに。

エンビジョン、これまで明らかにされてきた供給先は日産、ルノー、三菱自グループ+ホンダ。直近、メルセデスベンツ、BMWと欧州メーカーにも採用が発表され、日産依存(AESCは元々日産子会社だったが、中国エンビジョンに買収)脱却が進んでいきそうです。

ホンダも先週EV生産増に向け、オハイオ州の工場へ7億$の投資を発表。他トヨタなども含めて地産地消、北米販売のEVは現地生産(電池調達含む)が相次いで報道されています。バイデンさんのEV補助金、本当に手厚いですが、現調化のハードルがクッソ高いので、いかに北米で作れるかが各社戦略上、重要なポイント。

自動車、世界市場1位の中国と2位のアメリカがEVではそれぞれが保護主義政策で自国囲い込み。自動車メーカー各社は電池を中心としたサプライチェーン構築をいかに行うかに苦心しています。ここで間違えると後々詰みかねないので現時点での戦略が5年後の業績を大きく左右しますが、あまりにも変化が激しすぎて先がさっぱり読めんですね。(完成車メーカーに部品を供給するサプライヤーも円安の状況含めどこで作るのかマジで判断が難しい…)

イケイケドンドン

中国電気自動車(EV)大手の比亜迪(BYD)は10月17日夜、2022年1~9月期の業績見通しを発表した。
7~9月期の親会社に帰属する純利益は、前年同期の12億7000万元(約260億円)から333.6~365.11%増加し、55億~59億元(約1140億~1220億円)となる見込み。1~9月期の親会社に帰属する純利益は、前年同期の24億4000万元(約500億円)から272.48~288.85%増加し、91億~95億元(約1880億~1960億円)となる見通しだという。


今一番勢いのある自動車メーカー、BYD。1~9月期の業績絶好調。親会社に帰属する純利益は前年比で280%ほどとなる見込み。何よりもすごいのは販売台数の伸びで1~9月の自動車販売台数は計118万5100台。新エネルギー車は前年同期比249.56%増の118万500台(純ガソリン車は5000台だけ)。市場シェアを大きく伸ばしています。

中国国内の販売好調を受け、海外にも進出。日本だけでなく、欧州や東南アジアへも相次いで販路を広げ、世界進出が進んでいます。

2022年一番のサプライズともいえるBYDの躍進。BYDの強みは他メーカーよりも幅広い価格帯でEVを販売していること。電池を自社供給できる強みを活かし、調達及びコスト面で他社への優位性を保ち、ガソリン車価格に近いEVの販売を推し進めています。

日本メーカーのライバルはテスラよりもこのBYDかもしれません。特に東南アジアはこれまで日本メーカーが独占的なシェアを築いてきたのです、タイ、インドネシアを中心に生産を含めたBYDの進出が進められ、安価なEVで市場を奪われる可能性があります。今のままだと、日本メーカーがEV販売を始めるころにはBYDが市場を独占!なんてことになりかねません。

ちなみに中国ではトヨタと組んで、「bZ3」を販売予定。こちらも今週発表があるのでは?とのことで注目です。

ねぎっつ
@negitts
"10月24日19:30に正式デビュー"
"e-TNGAプラットフォームに基づく"
"リン酸鉄Li電池~BYD傘下のFadiから提供"
"つまり,BYDが供給の三電システムを搭載~ブレードバッテリーである可能性が高い"

FAWトヨタbZ3は10月24日に初発売:BYDモーター+ブレードバッテリーを搭載|ITの家
m.ithome.com/html/648055.htm
一汽丰田 bZ3 官宣 10 月 24 日首发:搭载比亚迪电机 + 刀片电池 - IT之家 作为与比亚迪持续合作的一部分,丰田汽车计划在年底前开始生产和销售一款装载比亚迪电池的小型电动轿车 ——bZ3。 m.ithome.com
2022/10/22 11:20
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採用断念だね

日野自動車とトヨタ自動車は21日、燃費試験で不正があった日野自製エンジンについて、両社が販売する小型バスへの採用を断念すると発表した。燃費が型式指定の取得や車両の販売時に説明していた値に届かず、改良できるめどが立たないためという。

燃費試験で不正があり、エンジン型式認証が取り消された日野自動車、小型バスへのエンジン採用を断念へ。

対象は日野自の「リエッセⅡ」「リエッセⅡビッグバン」、トヨタの「コースター」「コースタービッグバン」の4車種。元々は22年にモデルチェンジして販売予定もエンジン不正問題を受け、延期。燃費の改善が難しいことがわかり、日野自動車のエンジンは採用×。この結果、出荷停止期間は1年以上になる見込み(現在も停止中)。

一部エンジンは型式認証を再取得し、生産が開始されたものの、まだまだ生産休止車種も多い日野自動車の製造。台数自体は限られるものの、ブランドの「コースター」生産停止はトヨタにとってもダメージが大きいはず。トヨタの支援も受けながら、今後いかにエンジンを見直し、型式認証を取得していくのか。このまま沈んでいくなんてことは日本自動車業界にとっても、大きな痛手となるので何とか復活してほしい…

【今週の一言】

ジャンプ+で公開されてた漫画「キング」がすごくツボでした。147Pを感じさせない構成。才能とやりたいこととプレッシャー。カッパッパはこんな感じの漫画が好きです。10分くらいで読めるので皆さんに読んでほしい。

「皆いつか死ぬ」は名言。胸に刻んで生きていきたい。

***

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