【岐路に立つ自動車帝国】フォルクスワーゲンに何が起きているのか

トヨタと世界一を争っていたフォルクスワーゲンが、今、過去最大とも言える苦境に立たされています。なぜ、これほどまでにフォルクスワーゲンは厳しい状況にあるのか。また、そこからどのようにして巻き返そうとしているのか、その詳細を解説します。
カッパッパ 2026.07.03
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フォルクスワーゲン(VW)グループの2025年の営業利益は88億ユーロ(約1兆4,000億円)。前年の190億ユーロから実に▲53%という、歴史的な落ち込みでした。かつて年間1,000万台を超える販売台数を誇り、トヨタと世界一の座を競ったVWグループが、今や構造改革の嵐の中にあります。果たして、VWは2030年に向けて掲げた「欧州でのEV販売比率70%、営業利益率8〜10%」という野心的な計画を実現できるのでしょうか。この記事では、VWグループが直面する「構造的危機」の全貌を解説します。

ピークから▲60%。業績と販売台数が示す「苦境の深さ」

VWグループの業績推移を見ると、その苦境の深さが数字からくっきりと浮かび上がります。

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