【総額だとはたしていくら?】補助金2倍の“80万円”に。EVを買うなら今がチャンス?!_モビイマVol.42

自動車業界の最新ニュース解説を発信するニュースレター、モビイマ!第42号。【ニュース】2022年度よりEVへの補助金が大幅に増加。各社がEVを次々と投入予定ですが、実際いくらくらい出せばEVを買えるのでしょうか。内燃機関車との比較を含め、その金額を記事で解説します。他にも今週のテスラやクルマ・マメチシキなど内容盛りだくさんでお送りします。
カッパッパ 2021.11.29
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ご安全に!

11月ももう終わり。気分は年末へ。12月からは挽回生産も始まり、年明けからは自動車業界忙しくなりそうな予感。忙しいこと≒売上が増えることはいいことだ!ということで内示通りの生産になってほしいなと思う今日この頃です。
来年のトヨタカレンダーはどうなるのかなー。

さて、今日は夕方になってしまいましたが、今週もモビイマ!スタートです。

【目次】

1. モビニュース!

  • 【総額だと,はたしていくら?】補助金2倍の“80万円”に。EVを買うなら今がチャンス?!

  • 今週のテスラ

  • その他気になるニュース、ツイート

2.クルマ・マメチシキ

  • 【量産品(号口品)】

3.余談:ヘノヘノカッパッパ

  • プロテインが美味い。

***

1. モビニュース!

「モビニュース!」では、自動車業界1週間の注目ニュースや記事を紹介し、Twitterよりも深掘りした情報・視点を発信します。自動車業界の最新トレンドはこれさえ読めば大丈夫!

***

【総額だとはたしていくら?】補助金2倍の“80万円”に。EVを買うなら今がチャンス?!

(令和3年度補正予算案には、脱炭素の加速に向けた電動車導入の支援強化が盛り込まれた。電気自動車(EV)などの購入補助や充電インフラ・水素ステーション整備支援など合わせて375億円を計上。(中略)
具体的には、外部の電化製品などを接続できる車載コンセントを装備しているか、給電口から外部に電気を取り出せるEVは、災害時などにも電源として活用できるとみなし、最大80万円を補助。そうした装備がない場合は、同60万円の補助とする。
このほか、PHVは同じく装備ありの場合は最大50万円、なしが同40万円、FCVは、装備ありが最大250万円、なしが同225万円、軽タイプのEVは装備ありが最大50万円、なしが同40万円をそれぞれ補助する。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3a7cb01775a5fed47f18de445001fa0ef47a2600

2022年は日本でも遂にEV元年!。先々週書いたこの記事では「各社がEVを次々に投入するから…」だったのですが、ここにきて政府が補助金2倍の大幅増を決定。お買い求めやすくなり、よりEVの購入がしやすくなりました。本当に来年はEV元年!

ただ気になるのはEVは元々の値段が高いので、補助金が出ても安く買えないんじゃないかという点。

では実際いくらでEV買えるのか?そしてガソリン車と比較すると、EVは果たしてお買い得なのか、詳細に解説します。

補助金ってどれくらい増えるの?

来年、2022年はEVへの補助金が2倍!なんですが、そもそも今年の補助金はいくらなのか。詳細がこちら↓

2021年度の補助金 ややこしい

2021年度の補助金 ややこしい

通常のCEV補助金は上限が42万円。それ以外にも実は環境省と経産省からの補助金があり、条件を満たせば80万もしくは60万(併用不可)。ただこちらの条件は割とハードルが高め。再エネ100%の電力調達やV2H機器の導入など、費用が+手間がかかり、個人が申請するのは正直、かなり面倒くさくなっていました(金額が大きいのでもちろんするとお得)

来年からはこの「通常のCEV補助金」が42万⇒80万に倍増!

https://www.meti.go.jp/main/yosangaisan/fy2022/pr/en/seizou_taka_02.pdf

https://www.meti.go.jp/main/yosangaisan/fy2022/pr/en/seizou_taka_02.pdf

ただし満額出るのは

A.車載コンセント(1500W/AC100V)から電力を取り出せる給電機能がある車両
B.外部給電器やV2H 充放電設備を経由して電力を取り出すことができる車両
https://www.meti.go.jp/press/2021/11/20211126004/20211126004.html

になり、アリアやbZ4X 、ソルテラは満額80万に該当するのですが、テスラ「モデル3」はV2H機能がないので、補助金は60万になりますので注意

欧州の補助金と比べ少ないと言われてきた日本のEVへの補助金。来年度は2倍になり、ほぼ欧州と同レベルになりました。

EVの価格ってどれくらいなん?

「補助金が2倍ならなんてお買い得!自分も買ってみようかな」と思う方、実際にEVを購入するといくらぐらいになるのか。

自動車購入された経験のある方ならわかると思うのですが、クルマを買う際は自動車単体の値段にメーカー/ディーラーオプションの価格が上乗せになり、そこに税金などの諸費用が追加でかかります。

来春の販売の決まっている日産の新型EV「アリア」とテスラ「モデル3」で計算してみると…(1番安いGrで計算)

アリア:車体価格539万円+諸経費100,334 円(11月購入の場合)⇒549万円

+ディーラー/メーカーオプションでこちらをどれくらいつけるかなのですが、

ボディカラーグレー以外の色を選ぶと55,000~88,000円

内装関係のシートやETCで大体10万円(ここは人によって削減可能)

プロパイロット2.0をつけると465,300円(+日産コネクト25,200円/年)

ざっくりした計算ですが

⇒プロパイロットなしで560万~

⇒プロパイロットありで600万~

続いてテスラ「モデル3」

こちらの車両本体価格は459万円+諸経費10万⇒469万円

ボディカラーはホワイト以外の色を選ぶと126,000円、レッドは252,000円+に。

FSDをつけると+871,000円

ざっくりした計算ですが

⇒FSDなしで469万~

FSDありで556万~

この記事は無料で続きを読めます

続きは、5710文字あります。
  • 今週のテスラ
  • 2. クルママメチシキ
  • 【量産品/号口品】
  • 3.余談:ヘノヘノカッパッパ

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