激動の2023年、自動車業界振り変える
ご安全に!
年末年始の9連休に突入、実家に帰って食べ過ぎ→太ることがほぼ確定なカッパッパです。たくさん飲んでたくさん食べる。2023年の目標であったダイエットは2024年に入っても当分継続です。
2023年、非常に多くの方に「モビイマ!」ご購読いただき大変ありがとうございました。今年は週2回のペースで発信、購読者数は3600人を超えることができたのも購読してくださる皆さんの応援があってこそ。本当にありがとうございました。
今年2023年も激動であった自動車業界。果たしてどんな1年だったのか。「モビイマ!」の記事を中心に振り返ります。
絶好調の日本メーカー各社
コロナ禍以降、半導体不足で思うように自動車の造れなかった自動車メーカー各社。2023年に入ってからは本格的に半導体不足が解消。一気に増産体制に入り、売上、販売台数が大きく伸びた1年となりました。
原材料価格高騰によるコストUPがあるものの、世界的にインフレが進んでいることもあり。各社は販売価格を改定し、実質値上げ。1台当たりの単価が向上→売上UP。加えて歴史的な円安は輸出の中心の自動車メーカーにとって追い風となり、各社が過去最高レベルの業績見通しを発表しています。
特にトヨタは上期決算、営業利益率10.6%、上期だけで営業利益2兆5000億円を超え、通期では売上43兆円、営業利益4兆5000億円とかつてないほどの好業績の見通しを発表しています。2023年販売台数世界1位も確定しており、世界1位の自動車メーカーであることは間違いないでしょう。いや、本当にすごい。
中国メーカーの著しい躍進
世界で見ると注目すべきのは中国メーカーの躍進です。世界最大の自動車市場、中国ではNEV(新エネ車)への移行と共に、中国地場メーカーの販売台数、シェアが大幅に拡大。なせこれほどまでに販売台数が伸びているのか。その背景にあるのはハードウェアとしての品質向上もさることながら、先進的なソフトウェアを搭載している=SDVでの完成度の高さが大きな要因となっています。
中国メーカーの躍進を受け、日本メーカーを中心とする外資系メーカーのシェアは縮小。苦戦を強いられていた三菱自動車の撤退が発表されました。
中国自動車市場はかつてないほどのレッドオーシャンと化し、価格競争が激化。世界ではインフレにより、自動車価格が大きく上がる中で、中国市場だけは値下げ傾向にあり、他地域と同じ車種が半額以下で販売されることもある異常事態になっています。この傾向は2024年に入っても継続すると思われ、日本自動車メーカーは引くにしても、攻めるにしても非常に厳しい戦いを強いられることになるでしょう。
EVの勝者「テスラとBYD」
2023年はBEVと代表とする電動車の販売が大きく伸びた1年でした。その中の勝者なったのがテスラとBYD。テスラは年間180万台の目標を達成。ギガ上海の能増もあり、四半期では約50万台を販売できる体制が整いました。他社との競争激化から価格を下げて、営業利益は下がっているものの、他社がBEVで赤字を出す中で、十分に稼げるだけの余裕があるテスラは依然「別格」です。
そのテスラに迫るのがBYD。23年9-12月期ではPHEVを合わせた販売台数はテスラを超え、世界TOPのEVメーカーになりつつあります。その特徴はスピード。一気に台数を伸ばすことのできる工場のキャパシティを持ち、またASEANやブラジル、欧州にも工場を建設と全世界で生産体制の確立を進めています。低価格でコスパの良い自動車を作るBYDは日本メーカーの1番のライバルと言えるでしょう。
曲がり角を迎えたEVシフト
2023年は電動車の販売が大きく伸びた1年でもありますが、鋼板ではEVシフトへの潮目が変わってきました。まずは欧州が2035年100%内燃機関車販売禁止を撤回し、e-fuelを容認。欧米メーカーではBEVの販売が伸び悩み、生産調整を実施。欧州では中国メーカー進出への危機感から、不当な補助金を受けていないかの調査を開始。また24年に入ると各国では補助金の廃止、減額も始まり、これまで通りEVが成長していくかに暗雲が立ち込めています。
現状ではBEVの生産すると、赤字となる企業が大半を占める中でどのタイミングでBEVに注力していくのか。特に日本メーカーはBEVへのシフトが遅れているとされるために、今後の戦略が気になるところです。
揺らぐ日本車の安全、品質
2023年の日本の自動車業界を語る上で「認証不正」問題を欠かすことはできません。高い品質、安全性がブランドイメージとなり、国際的にも競争力を持ってきた日本自動車業界ですが、相次いで不正が発覚し、その信頼は揺らぎつつあります。
2023年4月に発表されたダイハツの認証不正は社内調査結果が12月に発表。長年にわたる不正の実態が明らかになり、生産出荷を停止。生産再開は現時点で未定であり、その損害は計り知れません。
今後、日本自動車が競争力を保ち続けるためにも信頼回復は急務であり、2024年1番の課題となることでしょう。
モビイマ!の1年
さて最後にこのニュースレター「モビイマ!」の振り返りを。
何よりも大きいのは本の出版。企画から考えると約1年。Amazon、カテゴリー別で1位、読んでくださった方からの感想も非常に好調で本当に嬉しいばかりです。本当に皆さんのおかげです、ありがとうございます。
また個人的には11月にJMSに行けたことが本当に楽しかったです。インタビューさせていただいたKGモーターズさんやTuringさん、フォロワーさんの方からお話を聞けたこと、心の底から楽しかったです。
KGモーターズさん、Turingさんのインタビュー記事は本当に良い記事なので皆さんぜひ読んでください。
2023年、ご購読いただき本当にありがとうございます。モビイマ!がここまでこれたのも購読者の皆さんのおかげです。2024年も気合の入った皆さんの役立つ記事を発信予定です。2024年もモビイマ!にご期待ください!
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